入籍して9カ月、結婚式も無事に終わり、ハネムーンへGo!!
ハネムーンはスペインへ。そう、情熱の国スペイン。
わたしたち夫婦は、ハネムーンベイベーできるかもね♪
っなんて少し浮かれていた。いやっだいぶ浮かれていた。
付き合っている頃、カップルがだいたい交わす質問「もし結婚したらこども何人ほしい?」
お互い「5人」と豪語していた、わたしたち夫婦は悩んでいた。
親も、久しぶりに会った友人も、職場の人も、みんな口をそろえて
「こどもできた?」「こどもはまだ?」と。
結婚式も終わったからそろそろだねと。
私「そうですねーそろそろですかねー(棒読み)」
(心の声)
「入籍後から、いつこども授かっても良いと毎月頑張ってはいるんですけどね・・・」
これは、なんかおかしい!!
もしかしたら、なんかあるかもしれない!!!
妊娠できる機会は、12回/年しかないんだと焦っていた。
とりあえず検査しようと、沼津駅前の産婦人科へ夫婦揃って受診してみた。
っとそこで、不妊の原因についての疑問。
不妊症は、どんな原因があるのか?
主な原因として
<男性>
・造精機能障害
精子をつくる機能が低下または障害がみられる。原因不明な場合が多い。
少数でも精子があれば顕微授精で妊娠は可能。
精索静脈瘤という病気が原因の可能性もある。
精索静脈瘤についての体験談。
わたしは、夏の暑い日、自分の玉袋を触っていたとき、あれ?
TVリモコンのボタンのような感触を感じた。
慌ててしっかり触診すると、瘤は小さい玉のようだった。
わたしは飛び起きて急いでググった。「玉袋 しこり」…。
わたしは精索静脈瘤という、不妊につながる病気がこの世に存在することを知った。
不妊の原因はこれか!と思った。
妻にLINEを送った。「今、病院。今までありがとう。」
地元のそこそこ大きな病院を受診予約した。
泌尿器科は比較的空いていて、午前中にすぐ診察を受けることができた。
紹介などないから余分にお金がかかった記憶がある。
診察ベッドにあおむけになり、下半身の衣服を脱ぐ。
医者は玉袋の触診をしてすぐ、診断結果を伝えてくれた「しぼうです。」
「死亡?えっ死ぬの?」と一瞬脳裏をよぎった。
冷静に考え、「あっ、、脂肪か。」
ガングリオンなど、体には、急に脂肪の瘤みたいなのができるということを知った。
やはり、病院での診察は安心につながると感じ、肝を冷やした夏の日のできごとでした。
・精路通過障害
精子の通路が塞がれてしまっている、腫れで精管が狭くなっているなど。
先天性の場合には、「先天性両側精管欠損症(CBAVD)」。後天性には、尿道炎や外傷、射精管閉塞症、前立腺嚢胞、小児期両側鼡径(そけい)ヘルニア術後、などが原因として考えられます。
・副性器機能障害
精嚢や前立腺など副性器に問題があり、精子の運動率や生存率が低下する。
玉袋は重力に逆らっているし、熱に弱い精子は身体の外部にあるから、射精までが大変よね
・性機能障害
インポテンツ。ED。
意外にも勘違いしやすいのが、勃起についてです。
勃起は性的興奮時に起こるので、交感神経優位だな。と思いませんか?
交感神経優位とは、野生動物では自身に危険が迫っているときと同じです。
勃起は副交感神経優位(骨盤神経)であり、リラックスしているときに起きるのです。
現代社会のストレスは多くあり、ストレスは自律神経に密接に関係してきます。
不眠や倦怠感、自律神経失調などさまざまなトラブルにもぜひ鍼灸治療を!!
<女性>
・年齢因子
晩婚化の影響で、30代以降の初産が多く耳にします。卵子の老化は35歳を境に急激に進むといわれています。出生時に200万個の原子卵子は、
35歳「25,000個」
38歳「5,000個」
40歳「2,500個」
と30代後半から急激に減少していきます。
また、卵子の質(染色体異常)が悪くなるということも解っています。
卵子の染色体異常の割合では、
35歳 50%
36歳 60%
40歳 96% とされています。
染色体異常を持つ卵子には、精子と出合っても受精しない、あるいは受精しても受精卵がうまく分裂できずに着床しないといったトラブルが起こります。これは、その卵子が自然淘汰されているということで、結果として流産となります。一方で染色体異常のある卵子が受精し、妊娠を継続して出産に至った場合、出生児はダウン症候群に代表される染色体異常を持つことになります。このため、ダウン症候群児の出生率は、女性の年齢に従って高くなるといいます。41歳からダウン症候群時の確率は1%を超えてきます。
どうして中学校の保健体育では教えてくれなかったんだ!!大事なことなのに。
・卵管因子
卵管が閉塞(詰まって)してしまうと、排卵されても精子と出会うことができません。
管が狭窄していても精子が卵子に到達しにくく、妊娠が成立しづらくなります。
※受精場所は子宮ではなく、「卵管膨大部」。というのが国試によく出題されていた記憶。どこやねん!!ってあの頃は思っていました。
・排卵障害
排卵障害は,排卵の異常,不規則(月経が1年に9回以下),または欠如がある。月経はしばしば不規則であるか,欠如している。ホルモン値の測定や連続的な骨盤内超音波検査により確定できる。治療として通常,クロミフェンや他の薬物による排卵誘発を行う。
閉経前の女性の慢性的排卵障害は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が最も多い。
・子宮因子
子宮に病巣がある場合や、子宮の形に異常がある場合など。着床がうまくいかないことがあり、不妊につながることがある。病気としては、子宮筋腫・子宮内膜症・ポリープなど。子宮の病気や形態異常が必ずしも着床を妨げるわけではない。着床障害につながる場合は要治療。
性差があるのか?(1998年のWHOの統計発表)
原因不明:11%
男性のみ:24%
女性のみ:41%
男女両方:24%
つまり・・・
男性か、男性以外か。
男性:48%
男性以外か:52%
不妊症原因の男性比率48%。 もはや、ほぼ50%。半分。
男性諸君!!勉強になりましたね!!押忍ッ
そりゃ、受精する卵子は基本的に1つであり、着床ベッドは女性、生理も女性。
女性が原因だと決めつけてしまうのも無理もない気がしなくもなくもない。
男性の方が、不妊治療の検査項目少ないですし、
現在は原因不明でも、未来の先進的検査では男性だと解明されるかもしれません。
不妊原因は、男女比 50:50
どっちが原因だとか、どっちが悪いとかはナンセンス。
検索好きなわたしは、不妊症について色々と調べてはいたが、
初めての産婦人科は非常に緊張しました。
すぐに結果が出ると思っていましたが
なんと、、!!!
基礎体温表をつけてさえいなかった。また、生理周期が検査時期ではなくまた来てね!と。
基礎体温表は女性の健康バロメーターらしい。
朝一番、起床直後の口腔体温をつけるのは、非常に大変そうでした。
まだ基礎体温表をつけていない方は、ぜひ計測を始めてみてください。
不妊についての情報は、「不妊治療情報センター」をご参考になさってみてください。
検査を進めていくと、我が家の不妊原因のおもな可能性は
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」でした。
診断までに3カ月。検査だけでもけっこう時間がかかってしまいます。
生理周期は、年に12、3回。チャンスは多いと捉えるか少ないと捉えるか。
わたしは不妊治療は早い方がいいと焦っていましたし、
藁にもすがる気持ちで、お金で解決できることならばなんでも試してみたかったです。
検査結果も判明し、これで妊娠だなと安堵しました。
まさか、不妊治療が年単位で続くなんて思いもよらず。
不妊治療体験談のつづきは、また次回。
ご拝読いただきありがとうございました。
※我が家の不妊治療体験談や病名など、文章公開について妻から快諾いただいております。
当院では、
日本産婦人科学会主催「不妊症・不育症ピアサポーター」である私が相談に乗ります。
デリケートな問題で、男性が介入しずらい領域ではございますが、
鍼灸治療の際にご相談いただけたらなと思います。
当ブログでは、不妊治療・不育症の経験談や反復稽留流産の話、逆子治療の実際など、
文章で書いていく予定です。読んでいただけた方の後押しになったら幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。
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